片頭痛治療法の要点

片頭痛治療片頭痛とは何か⇒療法の要点まとめ


片頭痛とは何か

片頭痛治療法の要点

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片頭痛治療の考え方は、大きく分けて予防的治療法と急性期治療法です。
但しこれは片頭痛歴が短く、現在の症状をどう対処するかに重点が置かれています。

片頭痛歴が長く、我慢したり鎮痛剤で乗り切ってきた人は、すでに脳が興奮しやすい状態
になっています。(慢性化した状態)

その場合には、別の療法で脳の興奮性を鎮める必要が有ります。
内容に関しては「脳過敏症候群」の章を参考にして下さい。

予防的治療法は片頭痛発作の頻度を減らすか、発作時の痛みの重症度を軽減し痛み
の持続時間を短縮することを目的として行なうものです。

急性期治療法は、片頭痛の発作が起こった際の痛みを軽減させる療法です。
各々人それぞれの病状に応じて異なりますので、医師と相談して指示を守る必要があります。


予防的片頭痛治療法

日本では塩酸ロメジリン(保険対象)が良くつかわれ、他にも薬がありますが言及しません。

発作予防の薬物療法は、下記の項目にあてはまると専門医が判断した場合に検討します。
医師の指示に従って下さい。判断の概略は次の通りです。

・通常の発作時の治療ではあまり効果が得られない、又は全く効果が無い場合

・発作の頻度が頻繁になっている場合、または頻度が増加している場合

・通常の発作時の治療ではあまり効果が得られない、又は全く効果が無い場合

・発作の回数は少ないが、発作が重症で、日常生活にも支障が生じると考えられる場合

・前兆症状が長びく場合

・基礎疾患やまたは身体的な状態、病歴のため、発作時の薬の使用が禁忌である場合

・精神的に脆弱で、発作の症状に耐えられない、うまく発作に対応できない場合



急性期片頭痛治療法

急性期治療法とは発作が起こってしまった時に対処する方法で薬物療法になります。

非ステロイド系消炎鎮痛剤、エルゴタミン製剤などはありましたが、トリプタン製剤の登場により
現在ではトリプタンが主流になっています。下表は主なものです。
(発売順)

一般名 製品名 タイプ
スマトリプタン イミグラン 皮下注射・自己注射、錠剤、点鼻液
効き目が早い。2008年2月から在宅自己注射認可
ゾルミトリプタン ゾーミツグ 錠剤、口腔内崩壊錠
効き目が早い。吸収率が高く少量でも効果
エレトリプタン レルパックス 錠剤
効き目が早い。薬が効いている持続時間が長い
リザトリプタン マクサルト 錠剤、口腔内崩壊錠
効き目が早い。随伴症状改善率が高い
ナラトリプタン アマージ 錠剤
薬が効いている時間が12〜24時間と長い
他に、症状に応じて解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン、アスピリン、ナプロキセン、メフェナム酸、
ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン等が処方されます。

薬にはそれぞれ、治療の目的に応じて服用の頻度とタイミングが指示されますので、
それを守ってください。
予防薬を片頭痛発作が起こってから服用しても効果はありません。

2種類以上の薬の服用間隔も重要なポイントです。わからないことがないように、きちんと説明
を受け指示を守る様にしましょう。

片頭痛の治療では先生の説明を良くきいて指示を守る様にします。