片頭痛に鍼灸が効く事もある
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中医学である鍼灸は経絡・経穴(つぼ)として知られています。中医学数千年の歴史を持った臨床
試験の賜物と考えられますので、コメントは差し控えます。但し、日本では様々な流派が存在します。
また、鍼灸で片頭痛を克服する人がいるのも事実です。
◆中医学でとらえる片頭痛◆
中医学では頭痛を外感性頭痛と内傷性頭痛に分類。
■外感性頭痛:急激に発症て、痛みが持続。多くは※実証で以下のタイプがある。
・風寒:頭痛がして、風に当たると悪化。悪寒などを伴う。
・風湿:重い痛み。足や手・身体がだるい。
・風熱:激しい頭痛で。熱も出る。
■内傷性頭痛:ジワジワ発症て、それ程痛くない。疲れると悪化する。
※虚症で以下のタイプがある。
・肝陽:頭痛し頭くらむ、ストレスによる増悪する。煩躁、怒りやすい、不眠などを伴う。
・腎虚:頭の中が空痛する、眩暈、耳鳴り、腰膝のだるさと無力感を伴う。
・気血不足:頭痛が長く続くジクジクする痛みが多く、過労により痛みが誘発されたり増強される。
顔色が悪い、疲労倦怠感、めまい、疲れ易いなどを伴う。
・痰濁:頭は重くて痛む、めまい、悪心、嘔吐、胸部や季肋部が脹って重苦しい、食欲不振、痰や唾
を盛んに吐くなどの症状を伴う。
・血:長期にわたり痛み、痛みの部位は固定して、針に刺されたような刺であり、または頭部に外傷
の既往歴がある。
◆中医学の片頭痛治療◆
各タイプ別の鍼灸施術を行ないます。各経穴(つぼ)の場所は割愛します。
■外感性頭痛
・風寒:治療原則:きょ風散寒取穴:百会、太陽など
・風湿:治療原則:きょ風化湿止痛取穴:風池など
・風熱:治療原則:清熱きょ風取穴:合谷など
以上の三種類型の頭痛の場合、更に部位の違いにより局部穴を
施術します。
・片頭痛:太陽など、・前頭痛:印堂など、・後頭痛:風池など、・頂頭痛:百会など
■内傷性頭痛
・肝陽:治療原則:平肝潛陽取穴:太衝など
・腎虚:治療原則:補腎養陰取穴:関元など
・気血不足:治療原則:補気養血取穴:百会など
・痰濁:治療原則:理気化湿、きょ痰取穴:風池など
・血:治療原則:活血化、理気止痛取穴:太衝など
(※実証人体にとって不必要や有害なものの存在とそれによる病理的反応)
(※虚症人体に必要な物質や機能の不足した状態)
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片頭痛の対処法 片頭痛の治療は、「予防」「痛みの緩和」「痛みを止める」といった目的によって薬を使い分けます。 家事や仕事などのや日常生活に支障をきたす場合は、市販薬ばかりに頼らず、1度は詳しい医師の治療を受けたほうが良いと思います。 【痛みの予防薬】 片頭痛発作が重なって日常生活に支障が起こる場合に使う薬で、医師の処方が必要です。 【痛みを和らげる薬】 市販のアスピリン、アセトアミノフェンを成分とする単一成分のもの 【片頭痛を止める薬】 中等度の片頭痛発作、あるいは激しい頭痛発作に対して医師が処方する薬です。 現在ではトリプタン系が主流になっています。日本では5種発売されています。 |
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根本治療法は無い 片頭痛を引き起こす要因は多岐に渡り厄介です。 また、残念ながら片頭痛を完全に無くす治療法は現在のところ有りません。 従って、日常生活の中で片頭痛を引き起こす可能性のあるものをなるべく避けて生活する事が一番の対処法になり少し面倒です。 タバコや芳香剤、食べ物の臭いの混ざった状態は様注意。 薄暗い照明や大音響も頭痛を誘発。 映画館では特に3D映像は大変危険です。 コンサートも体調によっては頭痛を誘発。 |
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トリプタンの種類と特長 片頭痛治療の頓挫薬トリプタン製剤は現在、日本では5種類、世界では7種類が発売されていて微妙に作用が異なります。 また、それぞれ相性があル為、あるトリプタンでは効かなくても、別のでは良く効く事が有ります。 ■スマトリプタン 日本で最初に発売された片頭痛治療薬で、即効性に優れているのが特長。 注射で10分、点鼻薬で15分、錠剤で30分で効果がでます。 2008年2月からは在宅での自己注射が認められています。 ■ゾルミトリプタン 第2世代のトリプタン製剤として開発され、吸収率が高く少量でも効果があります。 ・・・・・・ |
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脳過敏症候群の予防方法 脳過敏症候群の最終的な決め手は専門医の受診です。 ですが、日頃もちょっとした工夫でも症状を軽くできます。片頭痛対策と同じですが、一番は治療することです。 脳の異常な興奮が慢性化しているのなら、強い刺激は禁物です。 少し面倒かも知れませんが、生活習慣や住まい環境など、片頭痛対策にも気を配ることも必要。 車に乗る時はたばこや芳香剤は避けて、助手席に乗る場合には運転する人に、急ハンドル・急ブレーキを控えてもらう様に頼みます。 |
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片頭痛を悪化させる病気 【蓄膿症:片頭痛と似た痛みを起こす】 鼻の中の左右4つの空洞を副鼻腔と言います。 これらの空洞に細菌やウィルス、カビが入り込み炎症をおこすのが蓄膿症です。 片頭痛の人に蓄膿症がある場合には注意が必要になります。 蓄膿症による炎症が、鼻の粘膜に分布している三叉神経を刺激して三叉神経が関与している片頭痛を悪化させる事が多くあります。 片頭痛の人は三叉神経の刺激に弱くなっているため、少しの刺激でも痛みを悪化させます。 又特に子供の場合には蓄膿症と大変良く似た症状を呈します。 が、子供の場合はセロトニンの関係で頭が痛くなる事は先ず有りません。 もし頭が痛いと訴えたら、先ず蓄膿症を疑うのが良いと思います。 |
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片頭痛治療サイト用語集 アスピリン:非ピリン系の解熱鎮痛剤で、アセチルサリチル酸ともいう。1898年医薬として初めて用いられ、1900年にドイツのバイエル社より発売された アセチルサリチル酸:アスピリンの薬品成分名 アセトアミノフェン:パラセタモールとも言い、解熱鎮痛薬の一つ。1893年から医薬品として用いられた アロディニア:異痛症とも言う。病気などで痛みは無いが違和感を覚える症状 ・・・・・ |
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